クリニックで行っている検査
基本的には血液検査です。採血し、その血液に含まれるアレルゲン・IgEなどの検査結果で判断します。
アレルギーの原因が純粋にスギだけとは限りません。むしろ他の原因も併せ持つことの方が多いのです。また、5月まで症状の長引く方は、ヒノキ花粉が原因のこともあります。
採血の検査ではそれぞれの原因に対する反応の強さもわかり、治療方針決定の目安になります。
検査結果が出るまでには約1週間程度かかります。
検査は希望される患者さまにのみ行っております。検査を希望される方は医師にご相談ください。
薬の処方
■ 薬の処方
クリニックで処方するお薬には、花粉症の症状を出にくくするお薬と症状そのものを抑えるお薬があります。
症状を出にくくするお薬
- 抗アレルギー薬
- 漢方薬
現在、花粉症の薬で最も使用頻度が多いのが「抗アレルギー薬」です。アレルギーの原因となる物質が放出されるのを防ぐお薬です。
漢方薬も処方しています。漢方薬は効き目が穏やかで、副作用が少ないことが利点です。
どちらかというと予防に効く薬ですので、花粉が飛びだす2週間くらい前からはじめると効果的です。ただ、途中で止めてしまうと効果が薄れてしまいますので、花粉の飛散が収まる5月頃までは飲み続けるようにしましょう。
症状そのものを抑えるお薬
- 抗ヒスタミン薬
- ステロイド配合薬
比較的速効性で、くしゃみや鼻水によく効きます。
人によっては眠くなることがありますので、昼間や運転前の服用には注意が必要です。
ステロイド(副腎皮質ホルモン)と抗ヒスタミン薬が配合されるお薬です。
効き目が強いのですが、副作用もあるお薬ですので、どうしても症状が強いときのみ短期間処方しています。